このTRPGについて
海賊TRPG「Road of Pirates」は、「テーブルトークロールプレイングゲーム」、略して「TRPG」を遊ぶためのルールブックである。

TRPGとは、複数のプレイヤーが、架空のキャラクターを演じながら、互いに語り合い、ダイスを振ることで、唯一無二の物語を紡いでいく、極めて創造的なゲームだ。よって、このゲームの本質は一人で味わうことはできない。

海賊TRPG「Road of Pirates」では、大地震「大地の怒り(ラビアティエラ)」によって再構築された世界で、参加者のひとりが「マザー」と呼ばれる物語の進行役を担い、そのほかの参加者が物語の主人公である「海賊」を担う。
マザーは、母なる海。海賊団を導く存在でなければならない。ゲームを遊ぶ前に、十分にルールを把握し、予めシナリオを用意しておく必要がある。
一方で、海賊に求められるのは、無限の想像力。そのほかの参加者は、マザーの指示に従って、プレイキャラクター(PC)である海賊を作成し、未だ見ぬ財宝(トレジャー)を求めて、航海に身を投じることになる。
海賊の行動に限界はない。プレイヤーが「口笛を吹く」と宣言すれば吹くし、「アイツをぶん殴れ」と宣言すればぶん殴る。かといって、全てが思い通りにいくわけでもなかったりする。時には、目的を諦めて、島に帰還する決断も必要になってくるだろう。海賊を生かすも殺すも、プレイヤー次第といった訳だ。

また、このTRPGは海賊を題材としているが、海賊について詳しくなかったとしても別段問題ない。遊ぶ上で必要最低限なことは、ルールブック内で説明してあるので安心して欲しい。逆に、キミが海賊や海に詳しい人であるなら、その知識を生かして、航海にリアリティを持たせることが出来るかもしれない。なんにせよ、楽しむことが最優先だ。海賊に正解なんて無い。それぞれが、思い思いの海賊団を作り上げていって欲しい。